処方薬で広く使われている「カロナール」と同じ成分の「カロナールA」が市販薬として2024年1月24日に発売されました!
風邪の時に子供にも出たことある薬だわ
名前と成分は同じだけど15歳未満には使用できないよ
今回は新発売された「カロナールA」についてご紹介します。
カロナールAの特徴
カロナールAの特徴は以下の通り
カロナールA | |
分類 | 第2塁医薬品(薬剤師を介さなくても購入可能) |
成分 | アセトアミノフェン300mg |
効能 ・ 効果 | 1:頭痛・月経痛(生理痛)・歯痛・抜歯後の疼痛・咽喉痛・腰痛・関節痛・神経痛・筋肉痛・肩こり痛・耳痛・打撲痛・骨折痛・捻挫痛・外傷痛の鎮痛 2:悪寒・発熱時の解熱 |
用法・用量 | 成人(15歳以上)1回1錠、1日3回まで。服用間隔4時間以上。 ※15歳未満は服用しない※ |
カロナールAはアセトアミノフェン単剤であり、規格はタイレノールと同じです。
カロナールAは24錠入りしかないですが、タイレノールAは10錠・20錠・30錠包装があります。
少量包装が良い方はタイレノールがおススメ!
カロナールを子供に使用したい場合の市販薬は?
カロナールAは15歳未満の方には使用できません。
お子様へカロナール(アセトアミノフェン製剤)を使用したい場合の市販薬は以下の商品になります。
成人から7歳以上に使用できるアセトアミノフェン製剤
成人から7歳以上のお子様向けのアセトアミノフェン製剤はこちらです
ノーシン アセトアミノフェン錠の用法用量は以下の通り
成人(15歳以上):1回2錠:1日3回を限度とする(4時間以上あける)
7歳以上15歳未満:1回1錠:1日3回を限度とする(4時間以上あける)
7歳未満の乳幼児:服用しないこと
1錠あたり150mgアセトアミノフェンを含有しています。
成人から5歳以上に使用できるアセトアミノフェン製剤
成人から5歳以上に使用できるアセトアミノフェン製剤はこちらです。
アセトアミノフェンK錠の用法用量は以下の通り
成人(15才以上):1回3錠:1日3回まで(4時間以上間をあける)
11才~14才:1回2錠:1日3回まで。(4時間以上間をあける)
5才~10才:1回1錠:1日3回まで。(4時間以上間をあける)
5才未満:服用しないでください。
1錠あたり100mgのアセトアミノフェンを含有しています。
カロナールAなどのアセトアミノフェン製剤服用する際の注意点
カロナールを痛み・熱で服用する場合の注意することは風邪薬との併用です。
総合の風邪薬にはアセトアミノフェンを含むものもあり、それらと合わせて服用することは出来ません。
熱・痛みと風邪症状があり、手元にアセトアミノフェンを含む風邪薬しかない場合は、
総合感冒薬のみ服用するようにし、アセトアミノフェンの重複が無いようにしてください。
また、アセトアミノフェン製剤で良くならない場合は早めの受診をしてください。
特にお子様の病変は注意して観察し、親が「いつもと違う」と感じるなら納得するまでの受診をお勧めします。
小児のアセトアミノフェン製剤についても書いているのでこちらも参考にしてください。
カロナールAは処方薬カロナール300㎎と同じだけど大人用
カロナールAをまとめると「カロナール300mgで大人用」ということです。
これからの時代、セルフメディケーションがどんどん進むと考えられています。
少し体調が悪い→病院に行く
ではなく、市販薬で様子を見て改善が無ければ受診に変わってくると思います。
今のうちに、自分に合う市販薬を見つけて常備しておくことが自分の健康を守ってくれるでしょう。
この記事が、皆様のセルフメディケーションの参考になれば幸いです。